フリーランスなインフラエンジニアの日記

フリーランスで活動中のインフラエンジニア日々記録です

BungBungame Photon2レビュー

 多少身内と自分の周りが落ち着きましたので、久々に記事更新。

BungBungame Photon2

 最近相当に安くなってきたWindowsタブレットの変わり物である。以前某所に勤めていた際に、同僚と「こいつは欲しい!」といっていたのが、約3年前。最近になって格安(2万円程度)で流れてきたので、ついIYHしてしまった。

※…安くなったのは、メーカーの社長さんが亡くなられ、会社解散→サポート絶望となったからであり、ある程度ハードウェアをごにょごにょできないと、実運用は厳しいかも。

肝心のスペック

  • AMD A6 Micro-6500T-APU 1.2GHz (MAX:1.8GHz,4C4T)
  • 4GB RAM
  • 64GB eMMC SSD
  • Windows 10 Home
  • 600gくらい

 初代iPadを少し軽くして、そこにAMDの 4Core APU が乗っていると思っていただいてほぼ間違いない。「あーた、Surface Pro2(Core i5/8G/256GB) やら Versa Pro VS (Core m3/4G/128GB) やら持っているでしょ」と言われるのを承知の上で狂気の購入である。こいつの最大の価値は背面に大きく刻まれた AMD のロゴ!

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 かつて K75 AthlonAthlonXP、AthlonX2、Phenom、Athlon2 X4 などバリバリに利用していたので、ここに惹かれるのは当然である。GPUATiからAMDまで使っている根っからのAMDerである。RageXL、Rage128(All in Wonder)、RADEON7500、RADEON9500、RADEON4650ときて、現在RADEON HD 6850利用中(実際にはもっと細かく変更している)。

※…過去誕生日に Rage Fury MAXX をいただいたこともある←ATi黒歴史VGA
(なお現在、Ryzenが相当にヒットメーカーになりそうなので、またCPU論争がおもしろくなりそう?)

 あ、それと K6-2+(に下駄履かせてPC-98に積みました)。

ファーストインプレッション

 スペックだけ見ると割ときびきび動作しそうではあるが、実はそこまで有能では無い。

  • ストレージが遅め(eMMCの中ではそこそこ速いのだけど)
  • USBが2.0まで
  • ↑のせいで、SDスロットも遅い
  • 多分無線LANも遅い
  • Windows10がヘビー

 CPU性能的にはCherryTrail Atomとどっこいらしいので、本来であればここまでの重さを感じないはずなのだけれど、Windows Updateに8時間以上、回復ドライブ作成にも10時間以上、と利用可能になるまで、恐ろしく時間のかかるマシンであった。
Windows8.1 with Bingならも少しマシだったのではないかとすら思う。

とはいえ、利点もある

  • APUなので、グラフィック性能は優秀
  • I/O周りのデザインが優秀、コネクタは一辺に集中しており、ここだけ露出させていれば何とかなる
  • (遅いけど)SDスロットがMicroと標準の2つある。MicroSDを使いながら、デジカメデータを吸い上げられる
  • AMDロゴ(しつこい)
  • メモリ4GB搭載

 他にも筆圧検知のディジタイザペン(普通こっちがメインだろ?)や、1920*1200の解像度(Surface Pro 2を超えてる)や、いろいろとあるのだろうけど、私には響かない。こいつはAMD FusionAPUを積んだタブレットであるという一点において価値がある。

周辺機器

 周辺機器を考えてみた、以下あったほうが良さそうな物、できれば揃えておきたい物と分けて羅列してみる。

必要な物

  • USBキーボード (UEFI BIOSでは、USBキーボード必須なため)
  • タブレットスタンド 10.1向け、やや大きめ。私はAnkerのスタンドを利用
  • USB OTGケーブル (コネクタ小さめの物を別途調達)
  • USBメモリ16GB (最近発売の物は標準添付されていない)
  • MicroSDXCメモリ (USB2.0接続なので、速度は必要ない@ストレージ用)
  • Wifi環境(今時無い人は稀だとは思うけど)

あると良い物

  • Bluetoothキーボード
  • Bluetoothマウス
  • 静電容量方式タッチペン (筆圧無視派なら、ノベルティ or 100均ので充分)
  • 単6乾電池(標準のペンを利用する場合)

 後は人によってはBluetoothオーディオデバイスあたりだろうか。タブレット端末にUSB HUB繋いで多数の周辺機器をぶら下げる……のは余り好きでは無いので、Bluetoothで極力まとめる。ネットワーク周りも極力無線。スマホとのテザリングはバッテリに有利なBluetoothで。最近のBluetooth関連の周辺機器は中華製のものが出来が良くていいと思う。Amazonマケプレ業者から格安で手に入るので、探してみて欲しい。
 ただし、マウスだけはLogicoolMicrosoft製が良いと思う。追加して、充電式でなく、乾電池式(Eneloop利用)のものを。ヘッドセットやイヤホンもできれば国内メーカーのが良いかも知れない。爆発だの炎上だのの危険性が避けられる。
 私は、オーディオはBluetooth経由でSR6004のBluetoothレシーバに転送、キーボードは良くわからない中華製(ただし英語配列でパワーセービング優秀)、マウスはKensingtonのSlimBlade Mouseという構成にしている。

で、何すんの?

 ゲームに決まっているw
 VirtualBoxインストールからのWindowsXPでWin9x系の古めのゲームを動かし、PC-98エミュレータ経由でのPC-98ゲームの稼働である。手持ちのUSB FDドライブは当然1.2MB 3モード(あ、古い)対応なので、今もちまちまとPC-98時代のフロッピーディスクを読んでいます。問題はコピープロテクト。こいつを破ると法律違反になってしまうので、プロテクトが付いていないゲームを探す方が大変という。なお、実機及びソフトは以下のようにしっかり保存してあります。
(やはりピンクのフロッピーしかないのか……)

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 2017になって、フロッピーディスクのデータを吸い上げるとはなぁw